第6回「よしだ学校レポート」(ブログ)

この時期寒暖差が激しく本格的な春の訪れが待ち遠しかったのですが、やっと最高気温20℃を超える日々が続く大阪です。桜は今日からの雨で散ってしまうでしょう。さて今日はロボットがメインで話題のホテルを紹介します。

変なホテル 浦安店
ロボットを活用し、人手を極力使わない「変なホテル」が長崎県ハウステンボスに開業したのは2015年7月。開業以来話題を呼び、多くのメディアにも紹介されましたが、先月の3月15日に2店舗目が千葉県浦安市にオープンしました。早速視察を兼ねて先週の10日(月)に行ってきました。
まず全体像からお伝えします。この「変なホテル」を経営するのはHIS代表取締役会長兼社長であり、ハウステンボス代表取締役社長の澤田秀雄氏です。ロボットは当初6種類82台導入していたそうですが、現在では25種218台。それに合わせて従業員は30人から7人にまで減らすことが出来たそうです。客室数は144室で稼働率は閑散期でも8割以上、繁忙期には宿泊料金が1人2万円を超えても満室状態が続いているそうです。

フロント
東京駅から京葉線に乗りディズニーランドがある舞浜駅で下車。そこから徒歩約15分で「変なホテル舞浜 東京ベイ」に到着しました。5階建てで部屋数50のどちらかというと小ぢんまりしたホテルです。
入口を入り、フロントで迎えてくれたのが恐竜2匹。私に反応したのか動き始めました。その目の前に行くと端末が置かれており、国と名前を入力すると確認画面が出ます。予約サイト(じゃらん)から予約したのでそのデータです。確認して画面にサインをするとカードが出てきて横の端末で入力するように指示が出ます。横の端末はわりとどのホテルでも置いているもので、カードを入れると清算画面、そしてクレジットカードで精算を終えるとチェックイン終了です。エレベーターに進み、カードをかざすと扉が開きました。これは防犯のためです。
この間、人には誰にも会いません。なんかやっと難関突破!という感じです。フロント廻りにはコインロッカーのようなものや恐竜のモニュメントなどもありました。とは言ってもここまで会話はなし。とりあえず全体を把握しようと次に進むことにしました。

廊下と部屋
宿泊階の3階の扉が開くとウィーンという音が聞こえ、見るとロボット掃除機のルンバのようなものが目に飛び込みました。廊下に進むともう一台動いています。これは夕方ぐらいまでずっと動いていました。
部屋に入るとコミュニケーションロボット「タピア」が迎えてくれました。そこに向かって話しかけると何らかの返事をしてくれるようですが、当初はなかなか反応してくれず、また言葉を聞き取れないのか何度か試しました。目の部分の画面を触るとホテルの案内等の画面が出てきます。テレビのスイッチを入れると、フロントの恐竜の写真とWi-Fiの案内が出ます。
部屋はツインでベッドの間にソファーが置かれ、これがエクストラベッドとなり、この部屋では3名まで泊まれるようです。入り口すぐにトイレ、バス、クローゼットとその中には金庫も設置されていました。真ん中に中扉があり、そこからはゆっくりくつろげるベッドルームです。ドーミーインのようなレイアウトでした。
その後館内を見て回ったりもしたのですが、駐車場のほかには庭もなく、機能だけではビジネスホテルのように感じました。

朝食とタクシー
翌朝、7時前には朝食会場に行きました。なんと2人の男女が「いらっしゃいませ」と出迎えてくれました。ロボットではなかったので逆にびっくり。朝食は和・洋・中の約40種類でブッフェスタイル。どこかにロボットはいないかと探しましたが、ここはロボットが調理をするようなこともなく、種類の多いブッフェという感じでした。席数は50で料金は1800円。営業時間は6時半~9時半までです。
外は朝から雨。タクシーを呼びたくてコミュニケーションロボットに話しかけましたが、「考えてください、人間は考える葦です」との回答。室内にあるパンフレットを見るとタクシー会社の電話番号が出ていました。部屋の電話から外線をつなごうとしましたが、部屋の電話は内線のみとなっていました。携帯で電話をするとすぐにタクシーが入り口まで来てくれました。
部屋のカードキーをフロントの端末に通すと清算終了。といっても清算はなかったので、恐竜に挨拶をして(といっても何もしゃべってくれない)ホテルを後にしました。

今後のサービス業
私以外にスーツを着て写真を撮っている人を3人見かけました。駐車場の車はほぼ他県ナンバーで、宿泊客のほとんどはファミリーのようでした。当初の期待が大きすぎたのか、ロボット主体のホテルは物足りなさを感じましたが、システムだけでここまで回せるのか、とも感じました。
「変なホテル」は「変わり続けるホテル」という意思が込められているようです。今後、海外も含め3~5年ほどで100店舗の展開を目指しているそうです。リゾート立地だけではなくビジネス立地でどこまで対応し変わり続けられるのか。これからも注目していきたいホテルです。

 

2017年4月17日(月)