第7回「よしだ学校レポート」(ブログ)

今回はレジ業務と注文(オーダー)業務について書いています。全てが効率化の方向に進んでいますが、付加価値の部分も忘れてはいけない重要な部分です。

コンビニ電子タグ1000億枚宣言
経済産業省が18日、「コンビニ電子タグ1000億枚宣言」と称して、人手不足の解消や物流の効率化を狙い、全商品を電子タグで管理する仕組みを2025年までに実現することで大手コンビニ5社と合意したと発表しました。
電子タグは微弱な電波を発信し、専用の読み取り機器で受信して個々の商品情報を管理します。対応する無人のレジカウンターに商品を置くと瞬時に精算が可能になり、利用客の利便性が高まります。従業員の対応も不要になるため、人手を別の作業に振り向けることもできます。また、店舗の出入り口に読み取り機器を置けば、納品状況の把握や万引き被害の防止などにも役立ちます。物流業者も、電子タグを活用すればどの店にどの商品が必要かを瞬時に把握でき、在庫管理などを効率化できます。
2025年までに実現の予定ですが、2018年を目途に大手5社の特定地域で、取扱商品に電子タグを貼り付け、商品の個別管理を実現するための実験を開始します。普及させるためには、導入コストの削減と業界を超えた取り組みの拡大が課題ですが、大きな第一歩となりそうです。

飲食店のレジ業務
コンビニではレジで並ぶ場合がよくあります。私自身はスーパーへよく行くのですが、ほぼ毎回レジで並びます。小銭を探す手間が嫌で少額でもほぼカード決済、もしくは無人レジが空いているのでそちらに回ります。これでほぼイライラは解消出来ています。
飲食店の場合で「待つ」というのは満席での入店待ち、もしくは退店の際のレジで並ぶことがたまにあります。退店のレジでは主にランチ時かと思います。これも小銭の準備がほとんどではないでしょうか。
飲食店のレジ業務を考える場合、4つのパターンが考えられると思います。まず一つは伝票をその場でレジに入力する。慣れてくると早いものです。2つ目は居酒屋等で多いパターンですが、あらかじめレジで入力しその後の追加を最終で入力する。3つ目がPOSレジを使い端末(ハンディー等)で入力する。そして4つ目がお客様がテーブルで端末を入力するというパターンです。この中で3つ目のPOSレジを使う形を考えてみます。

POSシステム
ハンディとキッチンプリンターとPOSレジ、ハード面だけでもコストがかかりますが、軽減税率対策補助金を使うことによってその経費の一部が補助されます。機能面でも売上管理はもちろんですが、勤務状況や給与計算、不正防止にもつながります。機能が多い分、使いこなせるか?費用分の価値を出せるか?がポイントですが、うまく使えば店舗だけではなく全体の生産性は確実にアップします。

Airレジ(エアレジ)
毎月1回は必ず行くカウンターのみの焼肉店があります。従業員は店長とアルバイトが一人です。食べ終わってレジを済ませようとすると、レジに行くこともなくその場ですぐにレシートを見せてくれます。店長に聞くとAirレジを使っており、効率的だと話していました。
かかる費用はレシートプリンターとキャッシュドロアーぐらいで5万円ほどで導入できます。iPadもしくはiPhoneを使って操作しますのでインターネットの接続環境は必要です。その他の初期費用はほぼゼロです。これでiPhoneに注文を入力すると、会計や売上分析、顧客管理も可能です。これなら大きな費用もかからず、効率的な業務も可能です。

オーダー業務
レジを行うには、まずオーダーを取らなければいけません。この部分を効率前提で考えると「券売機」「お客様がテーブル端末入力」「セルフサービス」等が考えられます。そうすると効率的ですが、付加価値も減ります。
飲食店で人と接するのは、案内、オーダー取り、料理出し、下げ、レジですが、付加価値を生む可能性があるのはオーダー業務だと思います。以前も効率と非効率の話をしましたが、極端に言うとオーダー以外は徹底的に効率化を図ることを考えるぐらいの気持ちで良いのではないでしょうか。
オーダーで客単価が左右されます。何がおすすめなのか?旬の食材は?また注文の量をサポートすることも出来ます。もちろん料理の品質は柱ですが、人の付加価値が発揮されるのはオーダー業務だと思います。
前回書いた「変なホテル」ですが、もし2回目行ったとすると、スムーズにフロントでチェックインが可能でしょう。コミュニケーションロボットともうまく話せるかも知れません。だけど人と話が出来ない(人がいない)というのは寂しいものです。
非効率は人間がやることです。それに付加価値をつけるためにも効率化を徹底的に行う。その付加価値を出す部分は企業や店によって違うかもしれませんが、それがなければどこにでもある店と同じになってしまうことでしょう。

 

2017年4月24日(月)